内分泌科にはどんな疾患の患者さんがいますか?

身体のホルモンバランスを正常に維持するためには、代謝機能が大切な役割をしています。

ホルモンを分泌している内分泌器官には、下垂体や甲状腺、副甲状腺や性線、副腎や膵ぞうなどがあります。

ホルモン分泌のバランスが悪くなると、身体の至る所にさまざまな症状が現れてきます。内分泌科では、ホルモン異常による疾患の治療や診断を行っています。

内分泌科の疾患には、代謝疾患と内分泌疾患があります。

代謝疾患として挙げられるのは、糖尿病や高脂血症、高尿酸血症などです。

これらの治療に関しては、生活習慣を正したり、食事指導や運動指導などを行い、患者さんが実践することで軽快する場合が多いです。

しかし、外来治療で治癒しない場合には入院して治療を受けることになります。

内分泌疾患においてはバセドウ病や腫瘍、甲状腺機能低下などの甲状腺疾患があります。

また、小人病や先端巨大症などの視床下部や下垂体疾患、また高カルシウム血症や骨粗鬆症などの副甲状腺疾患があります。

内分泌科の看護師の役割りとは?

内分泌科では、糖尿病の患者さんが非常に多くなっています。

糖尿病に関しては、糖尿病看護認定看護師をはじめ看護師や薬剤師、栄養士や臨床検査技師などさまざまな職種のスタッフでのチーム医療が行われます。

内分泌科の検査は他の診療科とは違った特殊な測定機器などもありますから、内分泌化の看護師には専門的な知識と技術が必要になってきます。

検査内容や結果についても、他の診療科と比較すると分かりにくいものが多いのです。

患者さんからの検査についての質問に関しても、わかりやすい言葉で伝えることができるように、看護師には充分な知識とともに説明能力なども必要になります。

内分泌科の患者さんは、治療期間が長くなることが予測されます。

患者さんとの信頼関係は、治療や指導などにも影響してきます。信頼関係が良好に維持していると、教育や指導なども素直に聞き入れてもらえて、実践してもらうことも困難ではないでしょう。

看護師に不信感を持っている患者さんの場合には、食事指導などをしても実践してもらうことができにくいのです。

常日頃から患者さんとの良好なコミュニケーションをとり、信頼関係をつくっておくことは重要なことです。

内分泌科の看護師の具体的な仕事は?

内分泌科の検査としては、時間採血や神経伝速の検査、尿検査や眼圧検査を主に行います。

糖尿病の患者さんに関しては、食事療法や運動療法、薬物療法などを行いますが、看護師はそれらの指導をします。

教育入院の場合は、パンフレットやDVDを用いて、食事制限を行ったり、ウォーキング等の軽い運動の指導などをします。

食事指導をする場合には、患者さんだけではなく食事の支度をする家族に対しても同じように食事指導をします。

また糖尿病の患者さんに対しては、定期的な血糖測定をして血糖値がコントロールされているかを調べなければなりません。

看護師が、患者さんの食前と食後2時間に血糖測定を定期的に行っていますが、徐々に自分で血糖測定ができるように指導していきます。

退院後は、血糖測定やインスリン注射などを自分でしなければなりませんから、患者さんは自分で行えるように練習しなければなりません。

血糖値が安定すると退院することができますが、退院後の生活態度が適切でなく再度入院してくる患者さんもいます。

糖尿病は合併症を伴うことが多いために、神経障害や網膜症、腎症や心疾患などの診断をされることもあり、他の診療科と連携は欠くことができないでしょう。

他の診療科の症状についても、看護師は注意して観察しなければなりません。

糖尿病認定看護師を目指すなど、キャリアアップを目指す看護師も内分泌科の勤務は適しているでしょう。

教育や指導の仕事が多いために、患者さんと向き合いコミュニケーション能力を磨くこともできいます。

転職サイトランキングを見る