患者さんが発熱することを予防できますか?

発熱の症状があらわれる疾患もあるので、疾患によって予防できないものは多いです。しかし、介助の仕方によっては予防できることはあります。

誤嚥性肺炎による発熱などは、原因が痰や唾液、胃瘻栄養の逆流性のものではなく、食事摂取によるものであれば介助の仕方によって防ぐことができる場合があります。

食事摂取時に体位を工夫することで、誤嚥を防ぐことができます。食事を介助するときに、介助の速さを注意するとよいです。

患者さんが嚥下するのを確認してから口の中に食物を入れるなど、介助の速度をゆっくりにすることは誤嚥を防ぐために必要なことです。

胃瘻による栄養補給をしている患者さんについても、体位は大切です。胃瘻栄養の患者さんに対しては、栄養注入の速度や注入前の体位、注入後しばらく同じ体位を保持するなどの注意が必要です。

以上のようなことを注意することで、誤嚥性肺炎の予防は介助者の患者さんの症状などを観察し、異常の早期発見をすることで発熱の症状を予防できることもあります。

風邪の症状や下痢、腹痛や嘔吐などの症状が起きる時でも発熱することがあるので、早めの対処が必要です。

患者さんが発熱する前兆はありますか?

発熱の症状には、震えや寒気、体熱感などがあります。患者さんが寒気を訴えている時などは、これから発熱するかもしれないことを察し保温し用心するべきです。

寒気を訴えている時に早めに体を冷やすと、患者さんはますます悪寒がひどくなり苦痛なので、寒気が治まってから頭部や腋窩などを冷やすと良いです。

人によって異なりますが、発熱前には前兆として、体の弱い部分にまず症状が現れることがあります。腰の良くない人は、腰痛が出るでしょうし、関節が良くない人は関節痛が出るでしょう。

歯が丈夫でない人は、歯茎が痛くなってくるでしょうし、咳や痰が出たり吐き気を催したりすることもあります。全体的に活気がなくぐったりした症状になるでしょう。

患者さんが発熱した時の対処法はありますか?

発熱した時には、注射を使用したりします。発熱すると発汗し脱水になりやすいので、解熱剤とともに補液することもあります。

解熱効果のある座薬は、血圧を下げることもあるので、座薬を使用する時には血圧を測定し異常がないようであれば使用します。

座薬を使用する前から血圧値が低いようであれば当然座薬を使用せず、注射などを使用します。座薬を使用する時には、患者さんの身体に適しているものであるか、以前使用した時に身体に異常が起きなかったか否かについての確認も行います。

仮に、座薬が禁忌であれば当然注射を使用しなければなりません。また発熱時には、保温をしたり冷やすなどのケアを行います。

保温は、室温や衣類を調節して行います。解熱し発汗した時には、体を冷やすことのないように濡れた衣類を交換することも大切です。

発熱が現れる疾患は?

発熱が症状として現れる疾患には、急性胆嚢炎や急性肝炎、胆石症や急性膵炎、急性虫垂炎や腎盂腎炎、急性気管支炎などがあります。また、肺結核や肺炎、風邪や急性上気道炎、インフルエンザなど様々な疾患があります。

発熱の症状が起きる疾患は多いですが、その他の症状を観察して、それらをもとに特定の疾患の診断がつきます。

患者さんを全体的にみて、発熱の他にどのような症状があるかをよく観察しなければなりません。

発熱と言っても体温には幅がありますから、頻繁に検温をして高熱であるか微熱であるかなど細かな体温チェックを行うことが必要です。発熱時には、食欲がなくなったり吐き気がして水分補給を十分にできなくなります。

患者さんがどのような物であれば摂取できるか、どのようなもので水分補給をすることが可能かなどを考えて実践しなければならないでしょう。嘔吐をした時や経口的に摂取できない時には、医師の指示に従って補液を行います。

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この記事を書いた人

現役看護師「キヨミ」

北陸地方の大学病院で外科病棟に2年勤務し、その後総合病院にて、呼吸器・循環器・消化器・血液内科と内科系を中心に勤務をしてきました。

学生指導や教育担当を経て、今は皮膚排泄ケアの認定看護師として活動しています。

60歳を超えるまで、ずっと看護師一筋で働き続けてきた経験を活かし、悩める看護師さんたちの励みになる記事を書いていきたいです。

  • 保有資格・・・正看護師・ケアマネージャー
  • 出身・・・石川県
  • 年齢・・・62歳
  • 職務経験・・・大学病院・総合病院・訪問介護施設
  • 診療科経験・・・外科・呼吸器・循環器・消化器・血液内科・老年科

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