看護師は患者さんの面会者にどのように対応しますか?

面会者に対しては、丁寧にあいさつをして重症患者さんの家族に対しては、笑顔は慎みます。

よく面会に来院する家族に対しては、ねぎらいの言葉もかけたりします。面会者や外来者に対しては、質問をされたりした場合には丁寧に答えて、場所を尋ねられた場合などは実際に道案内をすることもあります。

外来者からすると、一人の看護師であっても勤務している病院の代表となることもあります。

看護師として丁寧な対応をすると、病院の全体の印象が良くなったりしますが、一人の評判を落とすこともあるのです。そのことを自覚して看護師たちは外来者に接しているでしょう。

看護師が患者さんの面会者について困ることはありますか?

面会者についてよく食べ物を持ってくる面会者がいます。たくさんの食べ物を、患者さんの床頭台などに置いて帰られる面会者もいます。

自分で食べることができず、食事の時に介助者が介助しなければならない患者さんの場合には、特に大変です。食事時間を除いて患者さんが間食するたびに、スタッフが介助している時間は殆どないのです。

介助しなければならない患者さんは、ギャッジ挙上するなど体位を治して介助します。また自力摂取ができないのですから、むせ易い等誤嚥のリスクも高いわけですから時間をかけてゆっくり介助しなければなりません。

水分ではなくトロメリンを準備しなければならないような、援助に時間を要する患者さんだということです。認知症の患者さんのところに、看護師に黙って食べ物を置いて帰る面会者は特に困ります。

患者さんは加減をしないで摂取しますから、窒息や誤嚥の危険性がすごく高いのです。また、面会者が、面会に来た同室者の患者さんに対して食べ物を分け与えている場合がありますがこれも困ります。

患者さんにはいろいろな病気や性格などがあります。食事の種類や硬さも、患者さんによって異なるのです。

そのことを理解していない面会者が、同室者だからという理由で食べ物を他の患者さんにあげた場合には、手遅れになることさえあるのです。

看護師が面会者に対して特に注意することはありますか?

面会者が、面会に来た患者さんではない、自分の知らない患者さんに対して食べ物を提供しないように、病棟の廊下などに注意書きの紙を貼っているところもあります。

面会者は一般に病気に対する知識がなく、誤嚥や窒息に対して疎い人が少なくありません。看護師は面会者について、どこの患者さんの所へ来たかとか、食べ物は持っていないかなどについて、何気なくチェックしておくと良いでしょう。

問題がある場合にはすぐにそばへ行き、誤った行為をしないように、丁寧に注意をしなければならないからです。

車いすに乗ることができたり歩行することができる患者さんについては、面会室での面談ができます。療養型の病院では、最近は介護度の高い患者さんが入院していることが殆どですから、病室での面談が多くなっているのです。

実際に患者さんの家族が食事介助をした後に、患者さんの状態が急変し亡くなってしまったことがあります。

その患者さんの家族は時々食事時に訪れて食事介助をして、食事が終わるとすぐに帰っていたのですが、その時はすぐに帰らないでずっと患者さんのそばに居たのです。

普段からその家族は、患者さんの状態に変化があるとすぐにナースセンターへきて、患者さんの状態について尋ねたり不足を言ったりしていたのです。患者さんの状態が明らかに食事介助後に悪化したことを理解したのでしょう。

家族は、自分が患者さんを窒息させてしまったことを理解して、医師からの急変についての病状説明の時にも異を唱えず黙っていたそうです。こんなことがありますから、看護師たちは面会者に対して油断できないのです。

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この記事を書いた人

現役看護師「キヨミ」

北陸地方の大学病院で外科病棟に2年勤務し、その後総合病院にて、呼吸器・循環器・消化器・血液内科と内科系を中心に勤務をしてきました。

学生指導や教育担当を経て、今は皮膚排泄ケアの認定看護師として活動しています。

60歳を超えるまで、ずっと看護師一筋で働き続けてきた経験を活かし、悩める看護師さんたちの励みになる記事を書いていきたいです。

  • 保有資格・・・正看護師・ケアマネージャー
  • 出身・・・石川県
  • 年齢・・・62歳
  • 職務経験・・・大学病院・総合病院・訪問介護施設
  • 診療科経験・・・外科・呼吸器・循環器・消化器・血液内科・老年科

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