看護補助職員ではなく看護師が内服介助する必要がありますか?

「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」という通知が平成17年に厚労省医政局長から出ています。

法律ではないけれども局長の言葉として、内服介助は看護師が行うべきであるという事を述べています。

それに基づいて、病院などでは一般的に看護師が内服介助をしています。

施設などで看護師の人数が少ない場合には、看護師の指示のもと介護補助職員が内服介助をすることがあるかもしれません。

しかし誤薬などの事故が生じた場合には、内服介助についての責任は看護師が負う事になるでしょう。

自分が行っていない誤った行為についての責任は、誰でもとりたくないですよね。

看護師の人数が足りている医療機関では、内服介助の仕事について看護師自身が行っている場合が多いのです。

患者さんがどのような疾患で、どのような薬を必要としているかについて理解していますから、注意深く内服介助できます。

看護師が内服介助するときに注意することは?

経口的に内服できる患者さんや胃瘻から注入する患者さんもいますから、患者さんによって介助の仕方が異なります。患者さんの状態に合わせた内服介助が必要です。

理解力があり自分で食事を摂取できる患者さんに対しては、薬を手渡すだけで良い場合もあります。

しかし、そのような患者さんでも安心はできません。

飲み忘れがあったり、床に落としてしまったりする場合もありますから、確実に内服できたか否か内服確認することが必要です。

患者さんが内服しているという事を信頼していても、後で床頭台の中から出てきたりすることがたまにあります。

下剤などの薬については、患者さんは自分で調節できると考えていることが多いので、看護師から薬を受け取っても勝手に飲まなかったりすることがあります。

そのような患者さんには特に、確実に内服できたことを確認することが、内服介助する看護師の仕事です。

すぐに咽て誤嚥を起こす患者さんには、トロメリンを使用して介助します。嚥下しやすいように顎を引いて、食事を摂取する態勢を維持したまま、内服介助します。

無理に内服介助して嘔吐しては困りますから、そのような患者さんには無理なく嚥下できるように、他の食物と一緒に摂取してもらうなどの工夫をします。

突然苦いものを口の中に入れることのないように、介助する時には「薬だから苦いですよ」などと患者さんに声をかけてから行います。

看護師が内服介助する目的は?

治療の為に、確実に患者さんに薬を飲んでもらうという事が目的です。誤薬などのミスは問題外です。

治療の為に必要な薬であること、内服する為に得られる症状や副作用などを認識していると、誤薬などはできません。薬は看護師が、責任をもって確実に患者さんに投与しなければなりませんね。

しかし誤薬のミスや事故は時々発生することも現実です。その場合には、すぐに医師に報告します。

どんな疾患の患者さんにどのような薬が、間違って投与されたかについて正確に報告します。報告を受けた医師は、適切な処置を看護師に指示します。

例えば、糖尿病の患者さんに投与すべき薬を、他の患者さんに投与した場合には、間違って薬を内服した患者さんの血糖値を時間ごとに測定するなどの指示を受け実施します。経過観察し医師に報告します。

間違って薬を投与した看護師は、事故報告書を書いて看護師長に提出します。事故報告書については、話し合いや評価などを行い再発防止に努めるのです。

家庭に問題や心配事を持っていて、その環境の中で仕事をしている看護師の場合には、仕事をしていても集中できないという事はあるかもしれませんね。

看護師が精神的にも肉体的にも安定した状況にいることで、看護師としての仕事も順調に行うことが出来るといえるでしょう。

私生活で悩みなどを抱えている看護師の場合には、ミスを未然に防ぐためにより一層の注意が必要でしょう。

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