看護師が死後処置をする時の気持ち。

残念な気持ちと「長いことよく頑張ったね、ゆっくり休んでね」と言う気持ちを持ちながら処置をします。

亡くなった時の患者さんの体の状態などを観察しながら清拭します。

浮腫で身体が重たくなった患者さんに対しては「それでも褥創が出来なくて良かったね」など声掛けします。

痩せて細くなってしまった患者さんには「長い間頑張ったね。お疲れ様」などと思いながら処置をします。

どの患者さんも最後は頑張ったのですから「人生をお疲れ様でした」という気持ちで介助させてもらいます。

葬儀社の車が来て、退院されるときにお見送りをしますが、その時の天気も気にかかります。

青空の時には「気持ちの良い日だよ、良かったね」という気持ちで送ります。

雨の日には「こんな寒い雨の日になってしまったね、でも大丈夫だから」と言う思いで見送ります。

雪の日には「どうしてこんな日なのかね、よく頑張ったのにね」と慰めるような気持になります。

看護師もいろんな人がいますから、見送るときの思いは皆それぞれ異なるでしょう。

しかし殆どの看護師は「お疲れ様でした」と言う思いで見送るのです。

死後処置をする看護師はいつも同じ?

時々、死後の処置を続けて施行する看護師がいます。

日勤の時も夜勤の時も、本当に偶然にその看護師の勤務の時に亡くなるということがあります。

「担当の看護師でもないのに、また彼女が当たった」などとスタッフは言います。

危篤の状態が続いても、なかなか心停止しない患者さんに対しては「きっと彼女の勤務を待っているのだわ」と口にします。

患者さんとの相性の問題か否か分からないのですが、本当に患者さんに待たれていると感じる看護師はいますね。

そんな時には、その看護師の勤務時間帯になると、すぐに息を引き取ったりするのです。

まるで彼女の勤務を待っていたかのように亡くなるのですから、他のスタッフがそのように感じるのも無理はありませんね。

もちろん、一定の期間が過ぎると、そのような現象がなくなります。

「今度は彼女だよ」というふうに、患者さんに待たれる看護師が、他の看護師に変わったりするのです。

看護師たちは、何となくそのようなことを感じながら死後の処置をしています。もちろん、何も感じない看護師もいるでしょうね。

看護師の死後処置の基本的な仕方。

患者さんが危篤状態になると、医師は家族を呼んで患者さんの状況の説明をします。亡くなる迄の間、病室で患者さんのそばにつく家族もいます。

しかし、殆どの家族は自宅に戻りますから、本当に危険な状態になった時に家族に電話連絡をして至急来院するように伝えます。

家族が患者さんの死に目に間に合う時と間に合わない時がありますが、それは患者さんの亡くなる時間にもよって異なります。

医師の死亡確認が終了して、患者さんが亡くなった後に、看護師は家族に話をします。

面会者の人がまだ来院されるか否か、処置をすぐに行うことができるか、未だであればどれくらい後なら処置できるかなどを確認するのです。

迎えの車の手配についても確認します。家族が病院で手配をするように依頼された場合には、看護師が死後処置の終了する時間を予測して、葬儀社に迎えの電話依頼をします。

その後、点滴、酸素、バルンなど患者さんに装着している全てのチューブを外します。清拭などの死後処置は、看護師と看護補助職員の2人で行います。

30分ほどで終了しますから、死後処置が終了すると患者さんの家族を病室に再度案内します。

きれいになった患者さんと家族が対面し終わる頃に、葬儀社の迎えの車が来ますから、医師やスタッフ皆でお見送りをします。

家族は、何度も職員や医師に頭を下げて車に乗り込み帰っていきます。

葬儀社と家族の車が見えなくなるまで、スタッフは見送ります。姿が見えなくなると「お疲れ様でした」と口々に言い、何事も無かったかのようにスタッフはそれぞれの仕事に戻るのです。

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