高次脳機能障害の患者の看護に興味があるのですか?高次脳機能障害の患者の看護は、とても難しいですね。今回は高次脳機能障害の患者の看護についてお話しますよ。

高次脳機能障害の患者の症状にはどのようなものがあるでしょうか?

高次脳機能障害の患者の症状には、どのようなものがあるのかを確認しておきましょうね。高次脳機能障害は、外傷や病気によって脳の機能が損傷されたことで起こる障害のことですよ。

脳の機能の障害にはいろいろありますが、高次脳機能障害は特に対人関係が難しくなったり、日常生活・社会生活への適応が難しくなることが特徴です。

高次脳機能障害の症状には、次のようなものがありますよ。

記憶障害

物を置き忘れたり、新しいことを覚えられなくなる障害ですね。

注意障害

注意力が散漫になり、ミスが多くなります。また、集中力が維持できなかったり、2つのことを同時にできなくなることもありますよ。

遂行機能障害

物事をやり遂げることができず、1つ1つの動作を指示してもらわないと、何もできなかったり、計画的に行動することができなくなります。また、物事の優先順位をつけるのも苦手になります。

病識の欠如

自分が高次脳機能障害を持っていることを認識できないことが多いです。また、片麻痺がある患者は、片麻痺があることを忘れがちで、転倒やケガをすることもあります。

社会的行動障害

高次脳機能障害の患者は、次のような症状が現れるため、社会生活を送ることが困難になりますよ。

依存性・退行

他人への依存度が高まったり、子供っぽくなったりします。

欲求コントロールの低下

我慢ができなくなり、無制限に欲しがるようになります。

感情コントロールの低下

感情の抑制ができず、少しのことで突然怒り出したり、暴れだしたりすることがありますよ。また、場違いな場面で笑い出すようなケースもありますね。

対人技能の低下

相手の立場を考えられず、人間関係の構築が苦手になります。

固執性

1つのことに固執して、ほかのことができない、変えられないことですよ。

意欲の低下

自発性がなくなり、自分からは何もしようとしない状態ですね。

高次脳機能障害の患者の看護のポイントを確認しましょうね

高次脳機能障害の患者は、先ほど説明したような症状が現れますが、患者全員にこれらの症状全てが現れるわけではなく、どの症状がどの程度現れるかは、患者1人1人違うのですよ。

また、高次脳機能障害の患者は、外見からはわからない障害が多いですね。ちょっと見ただけでは健常者と変わらないように見えるので、「見えない障害」とも言われています。

そのため、患者やその家族は辛い思いをしていることが多いのですよ。だから、看護師は適切な看護をしていく必要があります。

高次脳機能障害の患者の看護は、次のポイントに注意して看護をしましょうね。

・安全に配慮して生活環境を整える

・記憶障害に対しては、「見たらわかる」ような視覚的刺激を利用する

・1つずつシンプルで具体性のある指示を出す

・否定的な言動は慎み、受容的な態度、提案型の声かけをする

・生活環境はできるだけ変化させず、スケジュール通りで生活できるようにする

・感情のコントロールができない時は、その原因を探り、原因をできるだけ排除する

高次脳機能障害の患者には、1人1人の症状に合わせた看護が必要です。適切なリハビリ・看護をしていけば、症状が回復することもあるのです。

また、家族看護もとても重要ですよ。家族は「人格が変わってしまった」のように混乱し、患者の障害を受け入れられないこともあります。

看護師が家族看護をすることで、家族が高次脳機能障害を理解し、患者と適切に接していくこと、さらにリハビリに協力してもらうことができるのですよ。

高次脳機能障害の患者の看護には向き不向きがありますよ

高次脳機能障害の患者の看護はとても難しいですし、向き不向きが分かれる分野かもしれません。

<高次脳機能障害の看護に向いてないタイプ>

・短気な人

・回復が目に見えないと、やりがいを感じない人

・相手のペースに合わせて行動するのが苦手な人

<高次脳機能障害の看護に向いているタイプ>

・患者に寄り添うことにやりがいを感じる人

・創意工夫が得意な人

・相手のペースに合わせて動ける人

これが、高次脳機能障害の患者の看護に向いているタイプ、向いてないタイプですよ。

そして、何より高次脳機能障害の看護に興味があること、看護をやりたいと思っていることが一番大切ですよ。

高次脳機能障害の看護は、主に回復期リハビリテーション病棟で行うことができます。

高次脳機能障害の患者の看護をしたいと思っている人は、回復期リハビリテーション病棟へ転職しましょうね。

回復期リハビリテーション病棟に転職したい人は、転職支援サイトを使って求人を探すと良いですよ。

転職支援サイトなら、担当のコンサルタントが、回復期リハビリテーション病棟の中でも、特に高次脳機能障害のリハビリ・看護に力を入れているところ、また高次脳機能障害の患者数が多いところを探してくれるのです。

看護師転職サイトに相談しましょう

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この記事を書いた人

現役看護師「キヨミ」

北陸地方の大学病院で外科病棟に2年勤務し、その後総合病院にて、呼吸器・循環器・消化器・血液内科と内科系を中心に勤務をしてきました。

学生指導や教育担当を経て、今は皮膚排泄ケアの認定看護師として活動しています。

60歳を超えるまで、ずっと看護師一筋で働き続けてきた経験を活かし、悩める看護師さんたちの励みになる記事を書いていきたいです。

  • 保有資格・・・正看護師・ケアマネージャー
  • 出身・・・石川県
  • 年齢・・・62歳
  • 職務経験・・・大学病院・総合病院・訪問介護施設
  • 診療科経験・・・外科・呼吸器・循環器・消化器・血液内科・老年科

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