看護師が転職で総合病院からクリニックを考えているなら、2つの職場の違いや注意点を知りましょうね
更新:2023/04/07
[転職]看護師が転職で総合病院からクリニックを考えているなら、総合病院とクリニックの職場の違いや求人選びの注意点を知っておかないと、総合病院からクリニックへ転職したことを後悔することになるかもしれませんよ。
看護師が転職で総合病院からクリニックを考えているなら、職場の違いを知りましょう
看護師が転職で総合病院からクリニックを考えているなら、まずは総合病院とクリニックの職場の仕事内容や待遇、人間関係の違いを知りましょうね。
総合病院からクリニックへ転職した時の仕事内容の違い
総合病院からクリニックへ転職した時の仕事内容の違いを知っておきましょう。
総合病院からクリニックへ転職した場合に、一番戸惑うことは、クリニックの看護師の業務範囲の広さなのですよ。
総合病院の看護師は看護業務に専念できますが、クリニックでは医師の診療の補助や採血、注射、問診など看護業務に加えて、クリニック内の清掃や器械類の洗浄・滅菌、タオル等の洗濯、電話対応、会計なども看護師が行うことがあるのですよ。
また、看護師の人数が少ないので、困った時に頼れる先輩看護師がいないこともありますから、1人で何でもできるような看護スキルを身につけておくことが大切です。
総合病院からクリニックへ転職した時の待遇の違い
総合病院からクリニックへ転職した場合の待遇の違いも知っておきましょう。
総合病院からクリニックへ転職した場合、給料は下がってしまうことが多いのですよ。
クリニックでは夜勤がありませんので、夜勤手当がつきません。
また、総合病院では住宅手当や扶養手当がついていた場合でも、クリニックではそのような手当がつくことはあまり多くないのです。
さらに、総合病院のボーナスは4ヶ月分程度が支給されることが多いですが、クリニックでは1~2ヶ月分しか支給されないことも多いのですよ。
そのため、総合病院からクリニックへ転職した場合は、給料が下がってしまうことは覚悟してくださいね。
次に、総合病院からクリニックへ転職した場合の休日についてです。
クリニックの休日は平日に1日と日曜日がお休みになります。
また、お盆や年末年始はしっかり休めることが多いので。総合病院の病棟とは大きな違いがあります。
総合病院からクリニックへ転職した時の人間関係の違い
総合病院からクリニックへ転職した場合の人間関係の違いについてもお話しますね。
総合病院では1000人以上のスタッフが働いているところもありますので、一度も話したことがない、一度も顔を合わせたことがないスタッフがいるのが普通です。
でも、クリニックは少人数で働きます。
また、クリニックは日勤のみなので、毎日同じ人と顔を合わせて働くことになるのですよ。
よく言えばアットホームな雰囲気ですが、場合によっては閉鎖的で息苦しいことがあるかもしれませんね。
看護師が転職で総合病院からクリニックを考えているなら、求人選びの注意点を知りましょう
看護師が転職で総合病院からクリニックを考えているなら、求人選びは慎重に行わないといけません。
総合病院とクリニックでは異なる部分がたくさんあるからですよ。
「クリニックは総合病院よりも楽そうだから、どこでも良いわよね。」と信じ込んで転職してしまうと、「クリニックってこんなところだったのね・・・。転職しなければ良かったわ」と後悔することになりかねないのです。
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点=診療時間は何時から何時までですか?
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点の1つ目は、クリニックの診療時間は何時から何時までかを確認することですよ。
クリニックで働けば、完全に日勤のみだと思い込んでいるかもしれませんが、繁華街やビジネス街にあるクリニックは、退勤後のサラリーマンやOLさんが受診できるように20時ごろまで診療をしているところがあるのです。
20時まで診療しているのであれば、看護師の仕事が終わるのは早くても20時30分ですね。
そんな時間まで働いていたら、想像しているような「日勤のみ」とは違うのではないでしょうか?
また、透析クリニックの場合、夜間透析を行っているところは23時ごろまで診療していますので、0時ごろまで働くこともあるのですよ。
そのため、総合病院からクリニックへ転職するなら、診療時間は何時から何時までなのかを調べておきましょうね。
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点=職場の人間関係は良好ですか?
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点の2つ目は、職場の人間関係は良好かどうかです。
総合病院ではスタッフの数が多いですし、病棟では日勤・夜勤がありますので、いつも同じメンバーで働くわけではありません。
そのため、嫌な先輩看護師がいても、毎日一緒に働くわけではないですし、他のスタッフもいますので、多少気は楽です。
総合病院の場合は、どうしても嫌だったら、異動するという奥の手も使えますね。
でも、クリニックは少人数でいつも同じメンバーで働かなくてはいけないのですよ。
そのため、人間関係が悪い職場、お局看護師やお局医療事務がいるようなクリニックだと、逃げ場がないので働くだけでストレスを感じるようになります。
そのため、総合病院からクリニックへ転職するなら、人間関係良好なのかを必ず確認しましょうね。
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点=院長のキャラクターはどうですか?
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点3つ目は、院長のキャラクターです。
クリニックは少人数で働きます。そして、院長がクリニックの経営者であることも珍しくありません。
そうすると、クリニック内では院長が絶大な権力を持つのです。
クリニックの雰囲気も、看護師の働きやすさも、ボーナスさえも院長次第ということがあるのですよ。
温厚な院長のクリニックなら働きやすいと思いますが、怒りっぽい院長だったり、依怙贔屓が激しい院長のクリニックの場合は、すぐに辞めたいと思うようになります。
総合病院では1人の医師に左右されることは少ないと思いますが、クリニックでは院長のキャラクターはとても重要なのですよ。
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点=社会保険はどうですか?
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点の4つ目は社会保険についてです。
総合病院で働いていると、社会保険についてあまり気にしたことがない人も多いと思います。
総合病院だと社会保険完備が当たり前ですから。
でも、クリニックでは社会保険が完備ではないこともあるのですよ。
小規模のクリニックの中には、厚生年金に加入できず、国民年金になってしまうことがあるのです。
国民年金だと支払う額は多いのに、老後に支給される額は少ないというデメリットがありますから、厚生年金なのか国民年金なのかはきちんとチェックしましょうね。
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点=休憩時間はどうですか?
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点の5つ目は休憩時間です。
総合病院だと休憩時間は日勤で60分、夜勤で60分、2交代制の夜勤はさらに仮眠時間があるというのが普通ですね。
でも、クリニックは勤務時間が総合病院と同じ8時間だとしても、休憩時間が60分とは限りません。
クリニックは午前の診療を終えたら、その後は昼休みに入り、15時ごろから診療を再開するところがあるのです。
そういうところだと、休憩時間が2~3時間あるところがあるのです。
休憩時間は必ずクリニックにいなくてはいけないという決まりはなく、一度家に帰ったり、買い物をすることもできることが多いのですが、それでも休憩時間が長いと勤務終了時間が遅くなりますので、総合病院からクリニックへ転職する場合は、必ず確認しておきましょう。
総合病院からクリニックへ転職する時の注意点=雑用は多いですか?
総合病院からクリニックへ転職する際の注意点の6つ目は、雑用の多さです。
最初にも説明しましたが、クリニックは総合病院と比べて、看護師の雑用が増えます。
これは総合病院からクリニックへ転職する以上、仕方がないことです。
でも、あまりにも雑用が多いと、看護師なのかただの雑用係なのかわからなくなってしまいますから、総合病院からクリニックへ転職する際は、必ず雑用の多さ、業務範囲を確認しておきましょうね。
看護師が総合病院からクリニックへ転職する場合の職場の違いと求人選びの注意点6つをご紹介しましたが、いかがでしたか?
これらの6つの注意点を細かく調べてから転職すれば、後悔しない転職ができるはずです。
でも、この6つの注意点を自分で調べるのは難しいですね。
そういう時は、転職支援サイトを使うと良いですよ。
転職支援サイトならこれら6つのことを担当コンサルタントがすぐに調べてくれますので、安心して転職することができるのです。
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