看護師3年目での転職は目的の明確化と将来を見据えることが大切です
更新:2024/01/11
[転職]看護師3年目での転職は、転職先の選択肢が増えます。
ある意味、選び放題と言っても良いかもしれません。
だからこそ、転職の目的を明確にして、将来をしっかり見据えた求人を選ばないと、転職に失敗して後悔することになるのですよ。
看護師3年目での転職を成功させるためのお話をしましょうね。
目次
看護師3年目で転職する人は多いですよ
看護師3年目で転職する人は多いですね。
あなたの同期や看護学校時代の友人の中にも、看護師3年目で転職した人がいるのではないでしょうか?
自分の周囲でポツポツと転職し始める人がいるのを見ると、「私も転職したほうが良いのかも?」と思い始めると思います。
私は、看護師3年目での転職をおすすめしますよ。その理由は次の3つです。
- 転職先の選択肢が多い
- 方向転換は早いほうが良い
- 違う職場を見たほうが良いことも多い
看護師3年目になると、「ほぼ一人前の看護師」になりますから、転職先の選択肢は広く、求人もたくさんあります。
また、どうせ方向転換をするなら、早いに越したことはありません。
さらに、1つの職場で長く働くのも良いですが、違う職場を経験したほうが、看護師としての視野が広くなり、より良い看護ができることがあるのです。
もちろん、転職したくない人は転職しなくてOKです。
ただ、転職したいと思っている3年目の看護師は、思い切って新しい一歩を踏み出してみても良いのではないかと思います。
看護師3年目での転職は目的を明確にする必要がありますよ
看護師3年目で転職するなら、「なぜ転職するのか?」という転職の目的を明確にしなければいけません。
先ほども言ったように、3年目の看護師は転職先の選択肢が幅広いです。
ほぼ即戦力として働ける3年目の看護師は、どの職場からも重宝されるので、ある意味「選び放題」の状態なのです。
だからこそ、看護師3年目で転職するなら、転職の目的をはっきりさせておく必要があるのです。
そうしないと、求人を選んでいる中で給料など条件面ばかりを気にするようになって、本来の転職の目的を見失いがちになります。
そして、そのまま転職してしまえば、転職後に冷静になった時に、「あら?なんでこの職場を選んだのかしら?なんかイマイチだわ。」と感じてしまうのです。
看護師3年目での転職目的は人それぞれですが、次のような理由が多いですね。
- 給料を上げたい
- 激務に疲れた
- スキルアップしたい
- 人間関係が嫌
- 結婚や妊娠
- 負担が増えた(プリセプター、リーダー、看護研究等)
- 他の職場への興味
あなたの転職目的は何ですか?それを明確にして、その目的をきっちり果たせる職場を探すようにしましょう。
- 給料を上げたい
→給料が高い職場
- 激務に疲れた
→ゆとりを持って働ける職場、日勤のみの職場
- スキルアップしたい
→研修が充実していて資格取得支援制度がある職場
- 人間関係が嫌
→人間関係が良い職場
- 結婚や妊娠
→家事や育児と両立できて育児に理解がある職場、子育て支援制度が充実している職場
- 負担が増えた(プリセプター、リーダー、看護研究等)
→プリセプターやリーダー業務がない職場、看護研究などを押し付けてこない職場、必要のない雑用がない職場
- 他の職場への興味
→あなたの興味がある看護ができる職場
転職の目的を明確にして、その目的をきちんと達成できる職場を選べば、3年目の看護師の転職は7割方は成功したようなものですよ。
看護師3年目での転職は将来を見据えた職場選びを
看護師3年目で転職する時には、転職の目的を明確にする以外にも、もう1つ重要なことがあります。
それは将来を見据えて職場選びをすることです。
転職する時は、人間は基本的に「〇〇が嫌だから転職する」というネガティブな気持ちになっています。
そうすると、その嫌な問題を「今すぐ」解決するということに重点を置いて、転職先探しをします。つまり、「今」に重きを置いているのです。
これは悪いことではありません。ただ、看護師3年目で転職するなら、「今」だけでなく「将来」にも重きを置く必要があります。
なぜなら、あなたの看護師人生はまだまだ始まったばかりなのですから。
あなたの看護師人生はまだまだ先は長く、無限の可能性が広がっています。
その将来を無駄にせず、可能性を広げていくためには、看護師3年目の時点から、きちんと将来を見据えておく必要があります。
看護師歴40年以上の私が言うのですから、間違いありませんよ。
どんな看護をしたい?どんな看護師になりたい?
まずは、将来どんな看護をしたいか?どんな看護師になりたいか?ということを考えてみましょう。
別に、認定看護師になりたいのように高い目標を持つ必要はないですよ。どんな将来像でもOKです。
- 急性期を極めたい
- 地域の人に寄り添った看護をしたい
- 予防医学に携わりたい
- どんどんスキルアップして資格を取得したい
- せかせかせずに、ゆとりを持って働きたい
- どんなことにも慌てず対応できる看護師になりたい
- 患者さんと向き合って長期間にわたって看護をしていきたい
このように曖昧でも良いですから、どんな看護をしたいのか、どんな看護師になりたいのかを考えて、その目標を叶えていける職場に転職しましょう。
長く働ける職場でしょうか?
看護師3年目で転職するなら、長く働いていける職場を選ぶべきです。
- 給料
- ボーナス
- 福利厚生
- 年間休日数
- 有給消化率
- 残業時間
これらの項目が一定レベル以上のところを選びましょう。これらの項目は、長く働いていくためには欠かせないものです。
これらに不満があると、仕事のモチベーションを保つことができません。だから、すぐに辞めたくなってしまうのです。
何度も言いますが、看護師3年目は求人を選び放題と言っても、転職を繰り返していたら、さすがに不利になります。
だから、長く働ける職場。今後は丸3年以上は働けるような職場を探すようにしてくださいね。
ライフステージが変わっても大丈夫ですか?
看護師3年目で転職するなら、ライフステージが変わっても働いていける職場を選びたいですね。
看護師3年目だと、まだ出産や子育てを具体的にイメージできないかもしれません。
でも、もしあなたが結婚や出産を少しでも望んでいるなら、結婚しても出産して子育てをしながらでも働ける職場を選ぶべきです。
20代半ば以上になれば、いつ結婚・妊娠してもおかしくありません。
看護師3年目で転職し、結婚したから転職する。さらに出産したから転職して、子どもが大きくなったから転職する。
このように転職を繰り返していると、さすがに良い条件のところには採用してもらえなくなるかもしれませんよ。
また、転職することはかなりの労力を使いますので、看護師3年目の今のうちから、ライフステージが変わっても、無理なく働いていけるような子育て支援体制などが整っている職場を選んでおくべきなのです。
看護師3年目での転職は転職支援サイトで相談しながら進めましょうね
看護師3年目で転職するなら、転職支援サイトを利用することをおすすめしますよ。
転職活動を1人の力だけで進めていくには限界があります。
きちんと情報収集できませんし、思い込みや先入観を持っていても誰もアドバイスしたり、修正してくれることはありません。
そうしたら、転職は失敗しますね。
だから、転職支援サイトを使うのです。
転職コンサルタントと相談しながら転職活動を行えば、転職コンサルタントはあなたの転職目的をはっきりさせるのを手伝ってくれますし、その目的を達成できる職場の求人を紹介してくれます。
また、あなたの将来を見据えた転職を提案してくれますので、後悔しない転職をすることができるのですよ。
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執筆者情報
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