看護師の13対1の職場について知りたいですか?
更新:2024/01/07
[条件]看護師の13対1の職場について気になっているのですね?
13対1の職場についてと、そこで働くメリットについてお話しましょうね。
看護師の13対1とは?
13対1とは、看護師が一人で13人の患者さんを看るという看護基準のことです。
13対1の他に7対1や10対1、15対1などがありますがすべて一般病床についての看護基準についての区分です。
一般病床では患者さんの入院日数が決められています。
療養病床では看護師と患者さんの比率が20対1や25対1ですが、患者さんの入院日数は決められていません。
この区分によって診療報酬が異なってきます。
看護師の人数が多い7対1看護の病院が最も収益率が高い病院です。
また、看護師の人数が多いのですから看護師サイドから見ても働きやすい職場である場合が多く、看護師の離職率も低いという傾向にあります。
大学病院などの大きい病院では、7対1看護をとっている所が多いです。
看護求人も多いですから、大きな病院には看護師が自然と集まりやすくなります。
しかし、看護師が一定数以上超えると、人件費が多すぎて病院としては赤字になります。
看護基準を下回ると10対1に戻らざるを得なくなり、看護師数を減らすということになります。
その結果病棟閉鎖という事にもなりかねません。
看護師 13対1の職場とは?
13対1入院基本料の病床は、現在3万床強しかありません。
13対1入院基本料の施設基準は、看護職員数が入院患者さんの13人に一人以上、常に居るという事です。
また、看護職員の7割以上が看護師でなければなりませんし、入院患者さんの平均在院日数が24日以内であることなどが挙げられています。
13対1入院基本料では、看護必要度の評価をしている患者さんに関しては、一日5点が加算されます。
他の病院から転院してきた患者さんや特別養護老人ホーム、有料老人ホームや自宅から入院してきた患者さんについては、入院してから2週間一日につき150点が加算されます。
2週間以内の入院であれば、10対1をとっている病院とは70点ほどしか差がないという事になります。
また、在院日数が90日を超えた患者さんについては、7対1や10対1をとっている病院よりも高い診療報酬を得る場合も出てくるのです。
しかし、全国で13対1の病床は3万床というのですから、職場としても少ないでしょう。
看護師 13対1で働くメリットは?
病院のメリットを考えるのではなく、看護師サイドから見ると一人の患者さんに対して看護師の人数が多い方が、濃厚な看護をすることが出来ます。
看護師の人数が多ければ、一人の看護師の夜勤回数も減りますから、看護師が夜勤の為に疲労を感じる事も少なくなるでしょう。
一人の看護師の身体的また精神的な負担を少なく、無理ない勤務体制を組むことが出来るでしょう。
看護師の人数が多ければ、忙しさに追われただ仕事をこなすという仕事の仕方ではなく、患者さんと時間をかけて向き合うことのできる看護ができるかもしれません。
看護師の人数が少なければ、患者さんの訴えに十分耳を傾ける暇もありません。
毎日の仕事をこなすことで精一杯になってしまいます。
看護師の人数が多ければ、仕事にもゆとりを持つことが出来ますから、看護師の些細なミスも少なくなるでしょう。
患者さんに対しては、より安全な医療を保証することができます。
病院としては、より患者さんに信頼される病院を目指すこともできるでしょう。
看護師が就職する時には、患者さん一人に対する看護師の比率についての確認が大事です。
13:1の場合には看護師の人数が70パーセント以上なので看護師は多いですが、15:1になると看護師の人数が40パーセント以上となります。
看護師の人数が少ない分、ヘルパーや介護福祉士、看護補助職員などに仕事が割り当てられることになります。
当然、看護師の人数が少ない分、一人の看護師に割り当てられる仕事量が多くなりますから忙しくなります。
看護師の配置基準を知ることで、看護の充実度や欠勤時の体制についても把握することが出来るでしょう。
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