看護師がチームナーシングに感じるメリットは、デメリットより多いのでしょうか?
更新:2024/01/11
[条件]看護師のチームナーシングについてのお話ですよ。
看護師のチームナーシングとは何か、チームナーシングのメリットは何かについて説明しましょうね。
看護師のチームナーシングとは?
看護師がチームナーシングで仕事をしている職場について、お話しますね。
それぞれの病院には、その病院にあった働きやすい仕事のやり方があります。
チームナーシングや機能別看護などがそうです。
チームナーシングのやり方は、その日の看護の仕事をチーム別に分けて行うやり方です。
チーム別なので「リーダーだから処置業務はしなくても良い」というのではなく、それぞれがチームのメンバーの一員としてその日の看護業務を行うのです。
看護師の人数が少ないので、それぞれのチームスタッフは2~3名程です。
その日のリーダーを中心にして各メンバーが全ての仕事をこなしていきます。
リーダーは主にバイタルチェックをしてます。
全ての患者さんのその日の健康状態を把握しておくことが、リーダーの役目でもあります。
メンバーは検査や浣腸、注射や清拭などの処置業務を中心に行います。
CTの呼び出しがあると、ベッドを押してCT室まで運び、2人で抱えて検査のベッドの移行する介助をします。
採血や検便、検痰や検尿などの検体を採集するのもメンバーの仕事です。
チームのスタッフが少ないので、リーダーもメンバーも仕事は協力して行います。
チームナーシングでは、チームの患者さんに関する情報をすべてチームのリーダーが把握していなければなりません。
他のスタッフも心得ていて、食事の摂取量や排せつ状況や訴えなどの情報をそれぞれのリーダーに提供します。
チームナーシングでは、患者さんの情報に関してぬかりなく収集できます。
それに合わせた対処も、リーダーを中心に素早く適切に行う事が出来ます。
看護師がチームナーシングで仕事をする場合、良い点はありますか?
看護師がチームナーシングで仕事をしている場合、各病棟はそれぞれ、2チームか3チームに分かれますから、病棟全体の全ての患者さんを一人のリーダーが責任を持つというわけではありません。
その為に、リーダーにとっては責任を持つ患者さんの人数が少なくなり、患者さんの状況も把握しやすく、仕事がしやすくなります。
チームナーシングでは、担当の患者さんの数が、分かれるチーム分だけ少なくなるので、リーダーの精神的負担が軽減します。
チームの患者さんに対する看護は、メンバーと協力して行います。
判断を迫られる場面では、分からない点や迷う点などはメンバーに相談することもできますし、アドバイスを受けることもできます。
チームリーダーは、その日の患者さんの看護について責任がありますが、メンバーと協力することで責任が精神的に軽くなると言えます。
チームで仕事をするので、スタッフ同士の伝達事項や会話が自然に増え、その結果良好なコミュニケーションが取れるようになるという事がいえます。
その日のリーダーをする看護師は、ベテラン看護師とは決まっていません。
どのスタッフでも、交代にリーダーもメンバーもします。
新人看護師にとっては、チームナーシングでの仕事は、働きやすい環境だと言えるでしょう。
看護について分からない事を遠慮なく、相談したり尋ねたりできます。
アドバイスをもらえるチャンスが多いのですから、看護師として多くの事を学ぶ事が出来る環境です。
看護師にとっては働きやすい看護体制であると言えます。
看護師がチームナーシングで仕事を行っている病院は多いですか?
看護師がチームナーシングで働く病院は多いですね。
看護の業務体制については、総看護師長や看護師長たちが良い方法を考えて決めています。
病院によってや、看護師長の考え方によっては、機能別看護を取り入れている病院もあります。
結果的に働きやすければ問題はないので、どちらの業務体制が良いとは決められません。
機能別看護に場合、患者さんよりも業務が中心になるという印象があります。
チームナーシングの方が、より患者さんと接し、よりコミュニケーションをとれると言えるかもしれません。
しかし「看護技術を中心にマスターしたい」と考えている看護師の中には、チームナーシングのやり方は苦手だという看護師もいます。
入職前に、どんな看護方式で仕事をしているかを確かめると良いですね。
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